記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

牧野記念庭園

牧野富太郎が夢みた万葉の世界」という展示会をやっているとのことで、大泉にある牧野記念庭園に行ってきました。小さな庭園です。あまり人はいませんでした。 建物の一室がこの展示会でした。小さな展示でしたが、万葉集の歌とそれに出てくる植物の解説があり、万葉の時代へ思いをはせることができ楽しめました。好きなのはこの歌。 春の野にすみれ摘みにと来しわれそ、野を懐かしみ一夜(ひとよ)寝にける(山部宿禰赤人(やまべのすくねあかひと)) 訳:春の野にすみれを摘もうと思ってやってきたのに、その美しさに心惹かれて一夜春の野で寝てしまいました。 万葉集ではすみれや山吹が出てきて、太古の日本人も我々と同じくすみれの美しさに惹かれていたんだと思うと感慨深いです。やはり昔から日本にある花っていいですね。私はすみれ、大好きです。控えめなかわいらしい女性みたいですね。 こんな素敵なサイトがありました。 万葉集で詠まれた春の花 あと、スミレと言ったら芭蕉が有名ですね。名句です。 『山路来て 何やらゆかし すみれ草』 松尾芭蕉