記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと

最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと
(2006/01)
マーカス バッキンガム

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著者はギャラップ・オーガニゼーションで17年間トップレベルのリーダー・マネージャについて調査した、現在フリーのコンサルタント兼作家。リーダー、マネージャについての世界的権威とのこと。2006年初版。 リーダー、マネージャについて書かれた本は多数ありますが、その本質は何か、を書いています。 まだ読んでいる途中ですが、気に入ったポイント。 1.マネージャーとリーダーの違い。マネージャーは部下一人一人の成功に専念する。リーダーの出発点は自分が描く未来のイメージ。 2.最近の心理学の研究成果。幸せな結婚生活のポイントは、相手への過大評価、肯定的幻想。相手の弱みに気付いたら、それを強みの一側面として捉えなおすこと。例えば、「彼女はせっかちなのではない、熱心なのだ」。長く続く強い関係においては、おのおのが自分の中に相手の理想のイメージを作り上げる方法を見つけているのだ。弱みを強みの一側面ととらえることができれば、不都合な情報に目をつぶるのではなく、すべての情報を使って理想のイメージを作り出すことができる。こうして理想のイメージはより強く、たくましくなる。 1がこの本の主題でしょう。マネージメントとリーダーシップ、混合されていることがよくありますが、本書では明確に区分しています。 2は主題から少々離れますが、参考になり印象に残った点。離婚率の高いアメリカでは幸せな結婚生活を送るための研究が盛んなのでしょう。こういう考え方もあるんですね。参考になりました。