記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

高熱

先週久々に体調を壊し40度の高熱で倒れました。その際に感じたこと。 ・高熱に侵されると、視覚、聴覚も弱って何もできない。見たくない、聞きたくない、食べたくない、動けない。  この状態は熱が引いてきてもしばらく続きました。  なんというか、人間って、体が弱ければあまり何も必要としないんだな、と思いました。  健康だとエネルギーがありあまって、うまいもの、視覚の刺激、音楽、あれこれ必要になります。  それは現代の人間が文明生活で日常の家事等から解放されて、時間ができ、エネルギーがありあまってるからあれこれ余計なものを必要としてるんじゃないかという気がしました。本来人間はそんなにあれこれ必要じゃないんじゃないかと。 ・高熱の苦痛の中では身体や脳は今まで愛用してきた音楽、本、食べ物等全てを拒否し吐き気がします。そんな中で私に残ったのは、クリシュナムルティの"Stay with it"ということば。このことばとともに苦痛を受け入れ、徐々に身体は楽になっていきました。今後も辛いときはこの言葉が私を支えてくれる気がします。