記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

ワセダ三畳青春記

ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)
(2003/10/17)
高野 秀行

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これはおもしろいです。確か昔ヴィレッジ・バンガードで見つけて買ったのかな。本棚で目に付いてまた読んでますが、楽しめます。自分は基本的にこうした三畳、四畳半ものが好きです。 早稲田の学生であった著者が11年を過ごした野々村荘での出来事を描いた作品。個性的な人々と抱腹絶倒のエピソードが楽しいです。 著者はこうしてふらふら若いときを過ごしていたようですが、その後ちゃんと結婚して、作家として本もたくさん出し、あるいみ成功しているので凄いですね。こういう守りに入らない生き方もあるんだなあと思います。自分みたいな小心者には真似できないです。 最後の章で33歳にして恋に落ちるところがリアリティがあってなまめかしくよかったです。