記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

人生が楽になる 超シンプルなさとり方

人生が楽になる 超シンプルなさとり方 (5次元文庫)人生が楽になる 超シンプルなさとり方 (5次元文庫)
(2007/11/09)
エックハルト・トール

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さとりをひらくにはどうすればよいのでしょうか? 結論を言いましょう。さとりをひらくための、一番肝心なステップは、「思考を「ほんとうの自分」とみなすのをやめること」です。絶え間なく流れている思考に「すきま」をつくるたびに、「意識の光」が輝きだします。 エックハルト・トールさん。アメリカでブームだそうですね。本も何百万部も売れているそうです。 エックハルト・トール、1948年ドイツ生まれ。絶望感を感じ自分が嫌になった29歳のある夜中、嫌な自分と自分が嫌な自分が2人いるんだろうか?、といった気づきの後、さとりを開く。 驚きでした。主張はクリシュナムルティに酷似。とあるサイトでは、21世紀のクリシュナムルティと紹介されていました。クリシュナムルティと同様なことを、より平易な口調で語ります。上記抜粋は、前に書いたバグワンの存在の詩の一節とも似てますね。 これを見て思うのは、さとりというのは誰にでも起こりえるプロセスなんだろうな、ということです。 クリシュナムルティを始め、このエックハルトさんや、さとりに至った禅僧達、大体同じようなことを語っています。共通のキーワードは下記のとおり。 ・過去と未来は存在しない 今しかない ・思考と戦わない これも上記本からの抜粋 これまでは、「時間の世界」に住み、「いま、この瞬間」には、時おりおとずれる程度だったはずです。これからは逆に、「いま、この瞬間」を「すみか」とし、物事を解決するのに必要な時だけ、「過去」と「未来」をおとずれるのです。 誰だか忘れましたが、悟りに至った偉い禅僧が、悟りを開く前は時間に使われていたが、悟りを開いた後は時間を使えるようになった、と語っていました。時間というのが非常に重要なキーなのだと思っています。 クリシュナムルティはもういませんが、今もこうした人がいるのは嬉しいですね。来日したら是非お話を聞いてみたいです。