さとりをひらくにはどうすればよいのでしょうか?
結論を言いましょう。さとりをひらくための、一番肝心なステップは、「思考を「ほんとうの自分」とみなすのをやめること」です。絶え間なく流れている思考に「すきま」をつくるたびに、「意識の光」が輝きだします。
エックハルト・トールさん。
アメリカでブームだそうですね。本も何百万部も売れているそうです。
エックハルト・トール、1948年ドイツ生まれ。絶望感を感じ自分が嫌になった29歳のある夜中、嫌な自分と自分が嫌な自分が2人いるんだろうか?、といった気づきの後、さとりを開く。
驚きでした。主張は
クリシュナムルティに酷似。とあるサイトでは、21世紀の
クリシュナムルティと紹介されていました。
クリシュナムルティと同様なことを、より平易な口調で語ります。上記抜粋は、前に書いたバグワンの存在の詩の一節とも似てますね。
これを見て思うのは、さとりというのは誰にでも起こりえるプロセスなんだろうな、ということです。
クリシュナムルティを始め、この
エックハルトさんや、さとりに至った禅僧達、大体同じようなことを語っています。共通のキーワードは下記のとおり。
・過去と未来は存在しない 今しかない
・思考と戦わない
これも上記本からの抜粋
これまでは、「時間の世界」に住み、「いま、この瞬間」には、時おりおとずれる程度だったはずです。これからは逆に、「いま、この瞬間」を「すみか」とし、物事を解決するのに必要な時だけ、「過去」と「未来」をおとずれるのです。
誰だか忘れましたが、悟りに至った偉い禅僧が、悟りを開く前は時間に使われていたが、悟りを開いた後は時間を使えるようになった、と語っていました。時間というのが非常に重要なキーなのだと思っています。
クリシュナムルティはもういませんが、今もこうした人がいるのは嬉しいですね。来日したら是非お話を聞いてみたいです。