心を見つめなさい
それがどこにあるのか
それが何であるのかを見てごらん
あなたは思考が漂っているのを感ずるだろう
そうするとその間には間隔があるだろう
長い間目を凝らしていれば
その切れ目のほうが思考よりも長いのもわかるだろう
なぜならば
それぞれの思考はお互いに他の思考と分かれているはずだからだ
事実、言語の場合でも
それぞれの単語は他の単語と分かれていなくてはならない
深く進めば進むほど
あなたはその切れ目がどんどんとふえていくのを発見するだろう
その切れ目はどんどんと大きくなるだろう
ひとつの思いがよぎるー
すると次には
どんな思考も存在しないところのその切れ目が来る
そして新しい思いが来るー
また別な切れ目が続くー
もしあなたが無意識なら
その切れ目は見えない
あなたはひとつの思考から別の思考へ跳んでしまう
決してその切れ目を見ることはない
だがもしあなたが目を覚ませば
どんどんとたくさんの切れ目がわかるようになるだろう
ましてあなたが完璧に目覚めたら
そのときは何里もの切れ目があなたの前に姿を表す
そして、そうした切れ目の中で<さとり>は起こる
そうした切れ目の中で真理があなたの扉を叩く
そうした切れ目の中で訪問者がやって来る
昔読んだバグワンの本。引き込まれました。バグワンは能弁で、魅力的ですね。さすがもと大学教授。
この個所が印象的でしたが、
クリシュナムルティも時々同じ様なことをいっています。彼らは表現は違いますが、主張するところは似ている印象があります。