おもしろい本だった。教育熱心な強烈なオヤジが独自の教育論で3兄弟を教育し、高校にも通わせず京大に入れる話。
ただ、塾にも行かず、というのはちょっと違うかも。このオヤジは教育業界に携わってた人で、後に自分で塾を開く。つまり自宅が塾といえるので、塾にも行かず、というのはちょっと違う気がする。どちらかというと、自宅が塾とも言える、恵まれた環境で暮らしてきた普通よりラッキーな人の話ではないか、という気がする。
このオヤジの教育方法、は参考になります。映画を見て、映画の背景やテーマについて家族で議論したり、学び取ったことを子供に説明させたり、....。こういうアカデミックな家庭でありたいものです。私も子供といろんなことを議論していきたいものです。そして、子供に表面的な知識ではなく本当の教養を身につけさせていきたいものです。それには自分の頭で考えて、議論することが必要でしょうね。
このオヤジは、"オレは本気で学問を積んだ。歴史、サイエンス、IT、経済、と頭の中にはさまざまな知識がデータベース化されているようでした。"とのことで、相当教養のあるかたのようです。こういうオヤジでありたいものですね。特に、このオヤジは歴史を重視していたそうです。