記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

九九のほん

九九のほん九九のほん
(1982/04)
まつい のりこ

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休日の朝、よく息子とYoutubeの動画(主に車とか電車)を楽しんでいますが、九九の歌なども時々見ているうちに九九に興味を持つようになりました。子供ってなんにでも興味を持つものですね。 今日ブックオフでこの本があって見ていると、息子がどうしても買ってほしいとのことで、買いました。単なる九九の丸暗記をしてもあまり意味はないと思いますが、この本は九九に対応する数が図示されており、数の感覚を磨くには良さそうです。 夜寝る前にさっそく読み聞かせましたが、喜んでました。 年少の息子はまだようやく小さい数の足し算、引き算ができるレベルです。掛け算に興味を持っていますが、それは”くくはちじゅーいち”といった言葉の響きがおもしろくて興味を持っているレベルで、掛け算の概念をどの程度理解しているかは疑問です。足し算・引き算の概念は日常でも頻出するので幼児でも自然に体得しているものですが、それに比べると掛け算・割り算は登場する少ないからでしょうね。でも”掛け算”とか”割り算”といったことばには何か魅力を感じるのでしょうか、興味深々です。”掛け算やりたい”とか言っています。でもこの気持ちはわかります。私も数学を勉強し始めるきっかけは、”ガロア理論”とか”微分幾何学”、”微分方程式”とかいったことばに何か深淵なものを感じて憧れ、惹かれたようなきがします。算数・数学にはそんな不思議な魅力があります。これ大事ですね。 数学的にも足し算から掛け算に入るということは、今までの群の世界から環の世界へ入っていったということで、おもしろいところです。