記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

不滅の意識―ラマナ・マハルシとの会話

不滅の意識―ラマナ・マハルシとの会話不滅の意識―ラマナ・マハルシとの会話
(2004/09)
ポール ブラントン、ムナガラ ヴェンカタラミア 他

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ガンガジ、パパジと読んでいくと、やはりその源流であるラマナ・マハルシを読みたくなります。やはり珠玉の言葉で溢れています。繰り返し繰り返し、誤った体への同一化を捨てて真我へ戻っていくことを説きます。 本当に優しい綺麗な目をしている方ですね。惹きつけられます。
  • われわれは紙の上に印刷された文字を読んでいますが、その背景である紙には無知です。同様にあなたは心の表れの方に連れて行かれ、その背景から離れています。それは誰の誤りなのですか。P.140
  • 想念は我々の敵である。われわれが想念からまぬがれているとき、われわれは生まれつき至福に満たされている。二つの想念の間にある空白がわれわれの本当の状態であり、それが実在の真我である。P.145
  • 真我は、あなたがそれを探し求めても、探し求めなくても存在します。誤った同一視が止むと、永遠に存在する真我が現れます。P.175
  • あなたは常に同じであり、それゆえ時間と空間を超えています。...時間と空間の概念は「私」という限定があるときだけ生じます。...あなたがそれを身体として考える限り、それは限定されています。人が目覚めたとき、実際に外部の世界に十分に気づくようになる前に、その合間、時間・空間のないことが真の「私」の状態なのです。P.196
  • ちょうど守銭奴が自分の財宝をいつも自分のものとして保ち続け、決して手放さないように、真我は、それ自身にもっとも近いものの中に、すなわちハートの内部にヴァーサナ(生来の傾向と気質)を保護しています。ハートは脳に生命力を放出してそれを機能させます。ヴァーサナはもっとも微細な形でハートの中に囲い込まれ、その後に、高度に拡大されてそれを移す脳の上に投影されます。これが世界が進行させられる仕方であり、またこれが世界がシネマショー以外の何物でもない理由なのです。P.212
  • 明け渡しなさい。そうすれば万事がうまくいくだろう。すべての責任を紙の上に投げ出しなさい。重荷に耐えてはいけない。P.249
  • あなたはすでに原初の状態にあります。どうして誰かが、あなたがすでにいるところへ到着するのを助けることができるでしょう。与えられる助けは、本当は、あなたの誤った考えを捨てることなのです。