記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

Wake Up and Roar

Wake Up and RoarWake Up and Roar
(2007/08)
H. W. L. Poonja

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P.2より

Let me tell you what my teacher told me.Just be quiet.This quiet does not involve talking or not talking.It does not involove any doing whatsoever.Just let the mind into silence.This is enough.

P.5より

Stay as such.If you step out of the silence,there is trouble.You don't need anything.Eternity is here.Happiness is here.No death can enter this silence.No trouble can enter here.Step out and there is samsara-the endless cycle of birth and death.No thought,no concept,can enter here.All desire are met here in emptiness.You walk out chasing after desires and they are never fullfilled.

p.12 WHO ARE YOUより

When you try to catch it,it goes further way,because you are making an effort for the thing that is always there.

パパジのWake up and roar、珠玉の言葉であふれています。英語もシンプルでわかりやすいです。というか、パパジの教えが基本的にシンプルでわかりやすいのでしょう。 Englightmentとかいうと難しくて、すごい神秘体験を伴うものだ、みたいな神秘的なイメージがありますが、実はすごいシンプルな、日常的なものなんじゃないか、という気が最近してきました。とくにこのパパジの本書をみるとそんな感じがします。簡単なことじゃないか、と笑い飛ばすパパジの雰囲気が伝わってきます。 Just be quiet.いいたいことは本当にそれだけなのかもしれません。人は一瞬ならQuietであることができます。そこには悩みや時間はありません。ただそこに留まることが出来ず、これでいいの?、退屈だ、もっと何かしなくては、等、思考の誘いがあり、Mindの領域に戻ってしまいます。こうした誘いにのらず、これでいいんだ、とJust be quietである、ただそれだけなのかもしれません。そして探せば探すほどそれから離れていく。 盤珪禅師の、不生の仏心であれ、と通じるものがあります。 本書にはパパジの写真が数ページ入っていますが、この人本当に魅力的な人ですね。ガンガジが最初に会った瞬間からfall in loveした、と書いていたような気がしますが、わかります。おおらかな暖かく明るいパワーが溢れているようです。私も写真をみただけで何か明るい気持ちになりました。