記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

Learn yourself

通勤時間にWalkmanクリシュナムルティの講話をよく聞いています。今週感じたこと。 クリシュナムルテイは、Learn yourself, Watch yourself、といったことをよく言います。 つまり、本を読んだりするだけでは、真実は得られないということです。一般論が記載された本ではなく,自分という本を読まないと駄目だと。学者は一般論を議論しますが、一般論では救われない。クリシュナムルティの思想を理解すれば真実が見出せる、というのは正しくない。クリシュナムルティは単にヘルプをしてくれるだけで、自らが自分の探検に進まなければならない。 いや、これも違うのでしょうね。クリシュナムルティはよく、全てに疑いをかけて初めて自分は真実を見出した、といっています。多分、クリシュナムルティに従って真実を見出そう、などと思っていると、暗黙のうちにクリシュナムルティを権威化しており、何も見出せないのでしょう。クリシュナムルティはよく、錨をはずして航海に出ないと真実には出会えないといっています。難しいですね。無意識のうちに自分がいろんなところに錨を下ろしているのがわかります。