記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

この数学書がおもしろい

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(2006/03)
数学書房編集部

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一流数学者達(他物理学者、経済学者なども含む)による数学書のガイド。数学者達がどんな思いで本を読んできたかがわかり参考になります。共感したのは京大の梅田亨先生が書いていた読み方の秘訣。”何事も他人の頭を使うより、自分で考えたほうが結局は楽である。自分に合わない本は読み方を変える。最終的には逆転し「判ってから読む」のがよい。これで本は早く読める”。筧先生も同様のことを書いていた。要するに数学の本は受身的に読むのではなく、まず自分の頭で考えるほうが効率が良いということだろう。確かに証明なんかもただ最初から証明を読むのではなく、まず自分だったらどう証明するかを考えてから読んだほうがよく理解できる。こういうほうが急がば回れなのかもしれません。