記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

団地の時代

東京郊外で育った政治学者と、西日本から上京した作家が団地を語る。

かつて団地は憧れであり、天皇陛下ひばりが丘団地の視察もした、というのが印象的。今だと団地はあまりイメージが良くないですが、イメージというのは変わるものですね。今はやりのタマワンのイメージも、きっと数十年たったら変わるのでしょうね。50-60年代、団地は憧れの存在で、その要因の1つは水洗トイレだそうです。

原さんはかつて西武線沿線の団地から東急沿線の団地に移り住み、かなり違いを感じたとのこと。現在、ブランド価値の高いのは東急だが、原さんは武蔵野の面影が残る西武線のほうが好きだということ。私も同様に、東急沿線と西武線沿線両方住んだことがあるので、よくわかります。東急線沿線のほうがきちんと開発されブランド価値が高い一方、西武線沿線は堤康次郎氏の開発がアバウトだったため中途半端である。その分、昔ながらの自然が残っているところが多く、良いところも多い印象です。