2010-05-02 白い薔薇の淵まで 本-小説(恋愛) 「一時間後、顔が変わるほど泣き腫らした目をして、痩せてやつれて、疲れきった塁が、わたしの胸の中に飛び込んできた。薔薇が咲いた。脳髄の裏側の白い薔薇が、ぱっと咲いた。」 始めて読んだ中山可穂さんの小説です。耽美的で官能的でした。タイトルの”白い薔薇”が所々出てくるのが素敵です。女性通しの恋愛というのは男女と違い、明確なゴールがない分、純粋なんでしょうね。 白い薔薇の淵まで (集英社文庫)(2003/10/17)中山 可穂商品詳細を見る