記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

数学の学習法

大学・大学院レベルの数学は難しい。私は大学院まで数学を専攻し卒業後は趣味で勉強しているが、数学書の読み方はいろいろあり、それらを組み合わせて勉強していくのが良いと最近思う。

  1. さっと斜め読みをして概要をつかむ
  2. 行間を埋めながらじっくりと読む
  3. 書き写す。多少わからなくても続ける
  4. 自分で何も見ないで書けるくらい覚える
  5. 問題を解く
  6. 仲間と輪講

私の学生時代の勉強は、主に2,6だった。6は非常に楽しく今でも良い思い出である。

一方、数学者の方の勉強法では、3,4,5などもしているようである。小平邦彦さんも著書で、難しい本でも何度も書いたりしているとそのうちわかった気になった、と書いていた。学生時代はできなかったが、3,4,5も試みてみたい。数学は不思議なもので、手と関係がある気がする。見ているだけではなかなか理解できないが、数式を書いているとわかることがある。書くことが非常に重要だと思う。

また、5の問題を解く、も学生時代は軽視していた。高校までの数学の勉強は問題演習が中心だ。そのため高校までの数学はすごくわかっている気がするが、これが大学レベルの数学だといまひとつモヤっとしている。これは演習不足なんだろうなと思う。理論を読んだだけだとなかなか身につかず、多数の問題を解くことで自分の身になるんだと思う。理解を深めるためにも問題を解いていきたい。

 

小島寛之先生の以下の記事は非常に共感する。大学レベル以上の数学は非常に難しく理解が難しいが、人生を総動員して頑張れば少しづつでも理解していけるものだと思う。

hiroyukikojima.hatenablog.com

 

問題を解くことが重要だと思い始めたのは下記今野先生の本を読んでから。アメリカの大学院では大量に宿題が出て問題を解くとのこと。確かにそのように叩き込めば力が付きそうだと感じた。

tantan777.hatenablog.com